流浪星馬

エストレヤ乗りtakeの何気ない日々・・・最近は何もない日々Σ(・∀;ノ)ノ!

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「のりたまと煙突」 星野博美著

久々に本を読み終えた。

いつしか本を読むという行為の面倒さに最後まで読み終えることを拒否したせいかもしれない。

クリック一つでいろんな情報が手に入り、その中の自分に取って最重要とされる必要なモノだけを得る。
そんなネット生活に身を浸すと回りくどい不必要なモノまで提供される本というモノは面倒なモノに感じるようになったのだろう。

この本は一年ほど前に手に入れたもので、やっと一年も掛かって読み終えたというわけだ。
そう聞けば、そんなに小難しい読みにくい本なのか?と勘違いしがちだが、実際は一日もあれば読み終えてしまえるほど読みやすい本である。


のりたまと煙突
「のりたまと煙突」 星野博美著

この本はもとは単行本で2006年に文藝春秋から出ているみたいです。
自分は2009年の文庫本版(文春文庫)を購入しました。

本を買う時(に限らないけど・・・藁)、「これを買う」って決めた時以外は見た目のインパクトだったり、外観から得られる情報から購入することが多い。

本屋では雑誌類は兎も角、小説などは最初の数行をパラパラとしか読まないから、その本がアタリかハズレかは家で読み始めてからしか分らない。
だから、自分にとってのハズレの場合は読まれずに部屋の片隅に詰まれて埃にまみれていくわけだ。
ま、そのハズレも時間が流れるうちに自分の趣味思考の変化と共に再浮上することもあるんで全てが全て無駄ではないんですけどね((*´∀`))ヶラヶラ

で、この「のりたまと煙突」はタイトルの響きや文字の形、そして白猫の写真に惹かれて購入。
本に巻かれたオビに「すべてを忘れて、私たちは幸せに近づいたのだろうか。」って言葉も購入の一要因。
読んでいくと分かるけどタイトルの「のりたま」はふりかけとかじゃなく、「のり」と「たま」という猫の名前。
そして「煙突」は作者の住んで居る(居た?)部屋から見える風景の煙突からとっています。

現在と過去が紡ぎだすエッセイ集。

多分、作者と同世代(昭和40年代生まれ)が一番この本の中に流れる時間と空間の匂いをリアルに感じ取れると思う。
例えば、ちびまる子ちゃんを見てまる子たちの仕草に「うんうん、やったやった」みたいな共有感っていうのかな?
ま、そんな感じ。

で、その共有感は「死」というモノですが・・・。
死だからといって、怖い感じで表現されてるわけじゃなく、かといって昨今のような美化された表現でもない。
「うんうん、やったやった」じゃないけど、リアルな肌に感じる感覚。
祖父母の死、親戚の死、友人の死、身の回りに起こる死、そして飼い猫の死・・・というように様々な死が描かれてます。

近頃はいろんな昔話や童話の残酷なシーン(というか死やイジメを連想させる部分)が編集される時代で無菌状態。
今やリアルな死というものを感じるのは、親が死んだ時ぐらいにしか「死という世界」を体験することが出来ないくらい隔離された時代。
しかし、実際は生と死というのは隣りあうもので身近なものだ。
そのことをリアルに感じさせてくれる本です。

最後に作者は言う。
「富める者も貧しい者も、健やかな者も病める者も、幸福な者も不幸な者も、大勢の人に囲まれた者も孤独な者も、墓場に持っていけるのは思い出だけだ。とかく不平等がはびこる現世で、そのことだけが人間に与えられた、唯一無二の平等なのかもしれない。
だから、いつか消えゆく日まで、思い出をたくさん作って生きてゆきたい。それだけが、誰にも奪うことのできない、自分だけの宝物なのだから。」




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| | 06:18 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

takeさんの記事をパラパラ・・・じゃなくって、
しっかりと読ませてもらったよ~。^^
というか、この本を読んでみたいな~と思ったよ。
(まだ あるかな。。?)

昔の様に大家族だったら、おおじいさん ばあさん、おじいさん おばあさん…と順に送りだし、
その時のその土地の風習もあるけど儀式の中でも大切なものって、
子供ながらも体験っするよね~。 今は 殆ど核家族だから・・・。
「死と隣り合わせ」の考えは私も同感です。
というか、いつも思ってる。(怖がってる意味じゃないよ~。^^)
死を(最期を)考えるのは「生きる」を考える事と思うし、
めいいっぱい生きてこそ、それは受け止めてくれるんやと思うんやぁ~。

| マリルン | 2010/04/02 11:24 | URL |

マリルンさんへ・・・

マリルンさん、+。:.゜オヒサーヽ(´∀`)ノ .:。+゜。

近くの本屋になければ、ネットで探せばあると思うよ。
結構、オイラ的には面白かったし、おススメ♪

この本の解説にも書いてあったけど、「昭和から平成に変わるにつれ失われたものが沢山あった。その中でも死というものがもっとも失われたものじゃないか、と。」

「小説・映画・漫画でいともたやすく、うつくしく人は死ぬ。『死臭のない死』である。こちらを傷つけることのない何ごとかに巧妙にすりかえられてきた。」

「私たちは縁起の悪い、ずっしりとした、おそろしい死の生々しさを失ったのだ。」


これらの失った死の重さをこの本は描いてる。
失ったものの大きさを読むと感じるよ。

| est-take | 2010/04/02 14:34 | URL |

リンクありがとうございます。
ずいぶん前に気づいていたんだけど
更新が止まっているようだったので・・・


表紙だけ見て
のりたま好きな猫と暮らすエッセイかとおもったら
ぜんぜん違うんですね(;´Д`)ハァハァ
週末、図書館に行くので探してみます(`・ω・´)シ

| むぅ | 2010/04/06 00:40 | URL | ≫ EDIT

むぅさんへ・・・

はじめまして、むぅさん(^o^)丿

こちらこそ、勝手にリンクしちゃいました。
あまりにもむぅさんのブログが面白かったので((*´∀`))ヶラヶラ
もうオイラの中で、むぅさんの顔は「(゚Д゚)クワッ」でインプットされましたwww
これからもよろしくお願いします。

| est-take | 2010/04/06 06:58 | URL |















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